初雪
日々つれづれ-14トップへ 今朝からここ名古屋ではしきりに降雪に見舞われている。今冬に初めて降る雪を初雪というらしいが、どこかぴんと来ない。名古屋の初雪は100年以上に渡って観測記録があるが、その平均降雪日(平年値)は12月16日、最速日は11月7日だった。つまり、今日1月14日の初雪はかなり遅い方である。...
View Article三日連続の雪
日々つれづれ-14トップへ 昨日の朝、起き出して窓外をみたらしきりに雪が降っていた。「えっ!」である。朝とは7時頃のことだが、これで三日連続の降雪と風景である。ここ名古屋では二日続けて雪が降るのは滅多にない。それが三日となる、極めて珍しい。おそらく観測史上、初めてのことではなかろうか。少なくとも私の記憶には全くない。...
View Article万葉集読解・・・274(4214~4223番歌)
巻17~20メニュー へ そ の 275 へ 万葉集読解・・・274(4214~4223番歌) 挽歌と并短歌4214番長歌 天地の 初めの時ゆ うつそみの 八十伴の男は 大君に まつろふものと 定まれる 官にしあれば 大君の 命畏み 鄙離る 国を治むと あしひきの 山川へだて 風雲に 言は通へど 直に逢はず 日の重なれば 思ひ恋ひ 息づき居るに 玉桙の...
View Articleうつくしきもの
日々つれづれ-14トップへ 前々回、本欄で「枕草子」のことを取り上げ、その文章は簡潔かつ的確で詩文に近いと記した。その際、一例だけ紹介したが、今回、もう一例、紹介してみよう。第百五十一段に次のようにある。 「うつくしきもの、~中略~、二つ三つばかりなるちごの、急ぎてはひ来る道に、いとちひさき塵(ちり)のありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなるおよびにとらへて、大人などに見せたる」...
View Article万葉集読解・・・275(4224~4237番歌)
巻17~20メニュー へ そ の 276 へ 万葉集読解・・・275(4224~4237番歌) 挽歌と短歌4224 朝霧のたなびく田居に鳴く雁を留め得むかも我が宿の萩 (朝霧之 多奈引田為尓 鳴鴈乎 留得哉 吾屋戸能波義)...
View Article目を引く柑橘類
日々つれづれ-14トップへ ヒイラギ、千両、万両、ナンテン、クロガネモチ等々、真冬に見かける実は、どうしたわけか、小粒で紅い実のものが多い。葉の中に実を結ぶのだが、小粒ながら色鮮やかで、冬枯れの野辺に非常に目に付く。...
View Article万葉集読解・・・276(4238~4250番歌)
巻17~20メニュー へ そ の 277 へ 万葉集読解・・・276(4238~4250番歌) 頭注に「二月二日、守(かみ)の舘に参集して宴を開き作った歌」とある。守は長官で、すなわち大伴家持。4238 君が行きもし久にあらば梅柳誰れとともにか我がかづらかむ (君之徃 若久尓有婆 梅柳 誰与共可 吾縵可牟)...
View Article万葉集読解・・・277(4251~4263番歌)
巻17~20メニュー へ そ の 278 へ 万葉集読解・・・277(4251~4263番歌) 本歌の頭注は長いので、概略にとどめる。「五日の明け方4時頃、正税帳使として家持が都に出発せんとす。次官以下緒僚見送る。地元の豪族があらかじめ酒宴の用意をした。見送りに応えて家持の作った歌」とある。正税帳は租税の出納帳で、年に一回都に報告に行く。4251...
View Article平均寿命
日々つれづれ-14トップへ 私たちは何歳まで生きられるのだろう。この質問は意味があるような、ないような奇妙さが漂う質問である。というのも、個々人にとっては、病気や交通事故を始め犯罪、自殺、さらには地震、水害、火災等々によって、いつなんどき死を迎えるのか予測できないからである。...
View Articleミッシングリンク
日々つれづれ-14トップへ 昨年の8月末のことである。私が常連としていた「やまと」という喫茶店が閉店になった。もう10年近くも顔を出している英会話クラブの例会場の途中にあった店である。その店に新聞を読んだり休憩したりするために、ほぼ毎土曜日立ち寄っていた。以来、半年近く(5ヶ月ほど)経つ。...
View Article深海の珍魚
日々つれづれ-14トップへ 先日、テレビを見ていたら極めて珍しい珍魚がいることを知った。世の中にこんな珍魚もいるのかと大変驚いた。珍魚の名はクッキーカッターシャーク。一名ダルマザメというらしいのだが、英名のクッキーカッターシャークの方が雰囲気が出ているのでこう呼ぶこととしよう。...
View Article万葉集読解・・・279(4279~4292番歌)
巻17~20メニュー へ そ の 280 へ 万葉集読解・・・279(4279~4292番歌) 頭注に「廿七日、林王宅において但馬按察使橘奈良麻呂朝臣へのはなむけの宴をせし時の歌」とある。林王(はやしのおほきみ)は皇室の一人と思料されるが系統未詳。但馬按察使(たぢまのあんせつし)は各国の国司の行政監督官。奈良麻呂は橘諸兄の子。4279...
View Article家持歌に同調
日々つれづれ-14トップへ やっと万葉集巻19を終えた。その最末尾に次のような3首が納められている。 4290番歌 春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鴬鳴くも 4291番歌 我が宿のい笹群竹吹く風の音のかそけきこの夕かも 4292番歌 うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しも独し思へば...
View Article清濁併せ呑む
日々つれづれ-14トップへ 「清濁併せ呑む」という言葉がある。広辞苑には「善・悪のわけへだてをせず、来るがままに受け容れること。度量の大きいことにいう」とある。いまいちしっくり来ないが、「大海が清流も濁流も分け隔て無く呑み込む」ということから来ているようだ。これだとよく分かる。...
View Article梅開花
日々つれづれ-14トップへ ここんところ、今年一番の寒気が日本列島を覆っていて、あちこちで大変な積雪に見舞われている。ここ名古屋も例外ではなく、最高気温でも5,6度しかないという。平野部の積雪はさほどでもないようだが、散歩に出ると、冷気が周囲から押し寄せてくるようで、ぞくっとする。...
View Article万葉集読解・・・280(4293~4305番歌)
巻17~20メニュー へ そ の 281 へ 万葉集読解・・・280(4293~4305番歌)頭注に「山村に先太上天皇がいらっしゃった時の歌二首。その際、お供の緒王や臣下に、私の歌に応えなさいとおっしゃった」とある。山村(やまむら)は奈良市山町の帯解(おびとけ)山地。先太上天皇(さきのおほきすめらみこと)とは前々代天皇四十四代元正天皇。4293...
View Article万葉集読解・・・281(4306~4322番歌)
巻17~20メニュー へ そ の 282 へ 万葉集読解・・・281(4306~4322番歌) 七夕歌八首(4306~4313番歌)4306 初秋風涼しき夕解かむとぞ紐は結びし妹に逢はむため (波都秋風 須受之伎由布弊 等香武等曽 比毛波牟須妣之 伊母尓安波牟多米)...
View Articleホワイトデー
日々つれづれ-14トップへ 一昨日、相棒からバレンタインチョコをもらった。昨年ももらった記憶がある。この私のような老人に、バレンタインチョコを手渡ししてくれる女性がいるとは驚きである。たとえ、義理チョコでさえくれる人がいるとは思えないのでなおさらである。...
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