万葉集読解・・・133(1994~2007番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 134 へ 万葉集読解・・・133(1994~2007番歌) 頭注に「露に寄せて」とある。1994 夏草の露別け衣着けなくに我が衣手の干る時もなき (夏草乃 露別衣 不著尓 我衣手乃 干時毛名寸) 「露別け衣」は「露を踏み分けてきた着物」という意味。男が通って来る姿をおもんばかっての歌。...
View Articleノーゼンの恋
日々つれづれ-17トップへ ここ数日、弟のことで、バタバタしたが、やっと少し落ち着いた。 さて、ノーゼンカズラの花の名を、しかも小走りに走り寄ってきて教えてくれたのは名古屋市市政資料館の女性職員だった。もう5年も前のことである。その職員は今は辞めて資料館にはいない。...
View Article万葉集読解・・・134(2008~2024番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 135 へ 万葉集読解・・・134(2008~2024番歌) 1996番歌から続く七夕歌の続き(2093番歌まで)2008 ぬばたまの夜霧に隠り遠くとも妹が伝へは早く告げこそ (黒玉 宵霧隠 遠鞆 妹傳 速告与) 「ぬばたまの」はお馴染みの枕詞。「夜霧に隠(かく)り」は「夜霧にこめられて」という意味。...
View ArticleNIFS-4
日々つれづれ-17トップへ NIFSのメイン活動は、前回記した例会のほかに色々な集まり(催し物が行われてきた。たとえば、クリスマスパーチィである。そのほかに、ハロインパーチィ、イングリッシュキャンプ、結婚祝賀会等がある。個別には飲み会、マージャン、テニス、名古屋マラソンへの参加等々色々なことが行われてきた。そうした集まりには企画や準備も含めて、役員の人たちは大変だったろうと思う。...
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巻9~12メニュー へ そ の 136 へ 万葉集読解・・・135(2025~2040番歌) 1996番歌から続く七夕歌の続き(2093番歌まで)2025 万代に照るべき月も雲隠り苦しきものぞ逢はむと思へど (万世 可照月毛 雲隠 苦物叙 将相登雖念) 本歌は七夕にこと寄せた歌の一環である。「雲隠り」は「雲に隠れていると」という意味である。...
View Articleトランスジェンダー
日々つれづれ-17トップへ 初めて聞いた言葉だが、戸籍上は男性でも自身の性別を女性と認識する人をトランスジェンダーというらしい。正確でないかも知れないが、つまり、男性として生まれてきた人が自分を女性と思う人のことを言うらしい。 男も女も人として生まれてきた以上、差別はない。福沢諭吉の高名な「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」を引き合いに出すまでもなく、男も女も...
View Article万葉集読解・・・136(2041~2060番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 137 へ 万葉集読解・・・136(2041~2060番歌) 1996番歌から続く七夕歌の続き(2093番歌まで)2041 秋風の吹きただよはす白雲は織女の天つ領巾かも (秋風 吹漂蕩 白雲者 織女之 天津領巾毳)...
View Article万葉集読解・・・137(2061~2079番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 138 へ 万葉集読解・・・137(2061~2079番歌) 1996番歌から続く七夕歌の続き(2093番歌まで)2061 天の川白波高し我が恋ふる君が舟出は今しすらしも (天河 白浪高 吾戀 公之舟出者 今為下)...
View Article蝶とコスモス
日々つれづれ-17トップへ 先日、歯医者に寄った帰途、コスモス畑を見かけた。コスモスはピンクやブル-が代表的な花で秋を彩る花の代表選手のひとつ。茎が細く伸び、弱々しく見える花だ。私は畑の横に車を一時停車し、そばに寄っていって、カメラを構えた。...
View Article万葉集読解・・・138(2080~2093番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 139 へ 万葉集読解・・・138(2080~2093番歌) 1996番歌から続く七夕歌の続き(2093番歌まで)。2080 織女の今夜逢ひなば常のごと明日を隔てて年は長けむ (織女之 今夜相奈婆 如常 明日乎阻而 年者将長)...
View Article万葉集読解・・・139(2094~2113番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 140 へ 万葉集読解・・・139(2094~2113番歌) 頭注に「花を詠む」とある。(2094~2124番歌34首)。2094 さを鹿の心相思ふ秋萩のしぐれの降るに散らくし惜しも (竿志鹿之 心相念 秋芽子之 <鍾>礼零丹 落僧惜毛)...
View Article万葉集読解・・・140(2114~2135番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 141 へ 万葉集読解・・・140(2114~2135番歌)2114 我が宿に植ゑ生ほしたる秋萩を誰れか標刺す我れに知らえず (吾屋外尓 殖生有 秋芽子乎 誰標刺 吾尓不所知)...
View Article白い彼岸花
日々つれづれ-17トップへ 彼岸花が咲く季節になった。彼岸花は俳句の世界では曼珠沙華と呼ばれることが多い。又の名を死人花、幽霊花、捨子花などとも呼ばれ、あまり有りがたくない名を頂戴している。有毒であり、かつ、独特の形をした花なのでこう呼ばれるようになったのだろうか。ちなみに例句を二句だけ紹介しておこう。 曼珠沙華不思議は茎のみどりかな (長谷川双魚)...
View Article万葉集読解・・・141(2136~2156番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 142 へ 万葉集読解・・・141(2136~2156番歌)2136 秋風に山飛び越ゆる雁がねの声遠ざかる雲隠るらし (秋風尓 山飛越 鴈鳴之 聲遠離 雲隠良思) このままで分かる平明歌。 「秋風の吹く山を飛び越えていく雁たちの鳴き声、その声が遠ざかっていく、雲の彼方に姿が隠れていくようだ」という歌である。2137...
View Article万葉集読解・・・142(2157~2176番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 143 へ 万葉集読解・・・142(2157~2176番歌) 頭注に「蝉を詠む」とある。2157 夕影に来鳴くひぐらしここだくも日ごとに聞けど飽かぬ声かも (暮影 来鳴日晩之 幾許 毎日聞跡 不足音可聞) 「ここだく」は1328番歌、1475番歌等多くの例があり、「こんなにも」、「しきりに」、「強く」といった意味である。...
View Article日赤旧本館玄関
日々つれづれ-17トップへ 本欄にも書いたことがあるが、私はもう5年以上、名古屋第一赤十字病院に通院している。呼吸に難のある私は呼吸器内科にお世話になっている。3ヶ月に一度なのでさほど負担に感じていない。...
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