万葉集読解・・・275(4224~4237番歌)
巻17~20メニュー へ そ の 276 へ 万葉集読解・・・275(4224~4237番歌)4224 朝霧のたなびく田居に鳴く雁を留め得むかも我が宿の萩 (朝霧之 多奈引田為尓 鳴鴈乎 留得哉 吾屋戸能波義) 田居(たゐ)は田んぼのこと。色々例歌があるが、わかりやすいのは2250番歌。「春霞たなびく田居に~」とある。...
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巻17~20メニュー へ そ の 277 へ 万葉集読解・・・276(4238~4250番歌) 頭注に「二月二日、守(かみ)の舘に参集して宴を開き作った歌」とある。守は長官で、すなわち大伴家持。4238 君が行きもし久にあらば梅柳誰れとともにか我がかづらかむ (君之徃 若久尓有婆 梅柳 誰与共可 吾縵可牟)...
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巻17~20メニュー へ そ の 278 へ 万葉集読解・・・277(4251~4263番歌) 本歌の頭注は長いので、概略にとどめる。「五日の明け方4時頃、正税帳使として家持が都に出発せんとす。次官以下緒僚見送る。地元の豪族があらかじめ酒宴の用意をした。見送りに応えて家持の作った歌」とある。正税帳は租税の出納帳で、年に一回都に報告に行く。4251...
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巻17~20メニュー へ そ の 280 へ 万葉集読解・・・279(4279~4292番歌) 頭注に「廿七日、林王宅において但馬按察使橘奈良麻呂朝臣へのはなむけの宴をせし時の歌」とある。林王(はやしのおほきみ)は皇室の一人と思料されるが系統未詳。但馬按察使(たぢまのあんせつし)は各国の国司の行政監督官。奈良麻呂は橘諸兄の子。4279...
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巻17~20メニュー へ そ の 281 へ 万葉集読解・・・280(4293~4305番歌)頭注に「山村に先太上天皇がいらっしゃった時の歌二首。その際、お供の緒王や臣下に、私の歌に応えなさいとおっしゃった」とある。山村(やまむら)は奈良市山町の帯解(おびとけ)山地。先太上天皇(さきのおほきすめらみこと)とは前々代天皇四十四代元正天皇。4293...
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巻17~20メニュー へ そ の 281 へ 万葉集読解・・・280(4293~4305番歌)頭注に「山村に先太上天皇がいらっしゃった時の歌二首。その際、お供の緒王や臣下に、私の歌に応えなさいとおっしゃった」とある。山村(やまむら)は奈良市山町の帯解(おびとけ)山地。先太上天皇(さきのおほきすめらみこと)とは前々代天皇四十四代元正天皇。4293...
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巻17~20メニュー へ そ の 282 へ 万葉集読解・・・281(4306~4322番歌) 頭注に「七夕歌八首」とある。4306~4313番歌まで。4306 初秋風涼しき夕解かむとぞ紐は結びし妹に逢はむため (波都秋風 須受之伎由布弊 等香武等曽 比毛波牟須妣之 伊母尓安波牟多米)...
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巻17~20メニュー へ そ の 283 へ 万葉集読解・・・282(4323~4333番歌)4323 時々の花は咲けども何すれぞ母とふ花の咲き出来ずけむ (等伎騰吉乃 波奈波佐家登母 奈尓須礼曽 波々登布波奈乃 佐吉泥己受祁牟) 「時々の」は「季節季節の」という、「咲き出来(こ)ずけむ」は「咲いて来ないのだろう」という意味である。...
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巻17~20メニュー へ そ の 284 へ 万葉集読解・・・283(4334~4349番歌)4334 海原を遠く渡りて年経とも子らが結べる紐解くなゆめ (海原乎 等保久和多里弖 等之布等母 兒良我牟須敝流 比毛等久奈由米) 「子ら」は「妹(いも)」とほぼ同意。親しみの「ら」。...
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巻17~20メニュー へ そ の 285 へ 万葉集読解・・・284(4350~4359番歌)4350 庭中の阿須波の神に小柴さし我れは斎はむ帰り来までに (尓波奈加能 阿須波乃可美尓 古志波佐之 阿例波伊波々牟 加倍理久麻泥尓)...
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巻17~20メニュー へ そ の 286 へ 万葉集読解・・・285(4360~4370番歌) 頭注に「私(ひそ)かに拙懐を陳べる一首、並びに短歌」とある。4360番長歌 皇祖の 遠き御代にも 押し照る 難波の国に 天の下 知らしめしきと 今の緒に 絶えず言ひつつ かけまくも あやに畏し 神ながら 我ご大君の うち靡く 春の初めは 八千種に 花咲きにほひ...
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巻17~20メニュー へ そ の 287 へ 万葉集読解・・・286(4371~4383番歌)4371 橘の下吹く風のかぐはしき筑波の山を恋ひずあらめかも (多知波奈乃 之多布久可是乃 可具波志伎 都久波能夜麻乎 古比須安良米可毛) 「筑波の山」は茨城県南西部にある筑波山」。「恋ひずあらめかも」は「恋わずにいられようか」という反語表現。...
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巻17~20メニュー へ そ の 288 へ 万葉集読解・・・287(4384~4394番歌)4384 暁のかはたれ時に島蔭を漕ぎにし船のたづき知らずも (阿加等伎乃 加波多例等枳尓 之麻加枳乎 己枳尓之布祢乃 他都枳之良須母) 「かはたれ時に」は「彼は誰の時」つまり「彼方は誰か分からない時、まだ薄暗い時」という意味である。「たづき」は「手がかり」。...
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巻17~20メニュー へ そ の 289 へ 万葉集読解・・・288(4395~4403番歌) 頭注に「独り龍田山の桜花を惜しむ歌」とある。4395 龍田山見つつ越え来し桜花散りか過ぎなむ我が帰るとに (多都多夜麻 見都々古要許之 佐久良波奈 知利加須疑奈牟 和我可敝流刀<尓>)...
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巻17~20メニュー へ そ の 290 へ 万葉集読解・・・289(4404~4412番歌)4404 難波道を行きて来までと我妹子が付けし紐が緒絶えにけるかも (奈尓波治乎 由伎弖久麻弖等 和藝毛古賀 都氣之非毛我乎 多延尓氣流可母)...
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巻17~20メニュー へ そ の 291 へ 万葉集読解・・・290(4413~4424番歌)4413 枕太刀腰に取り佩きま愛しき背ろがめきこむつくの知らなく (麻久良多之 己志尓等里波伎 麻可奈之伎 西呂我馬伎己無 都久乃之良奈久)...
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巻17~20メニュー へ そ の 292 へ 万葉集読解・・・291(4425~4439番歌)4425 防人に行くは誰が背と問ふ人を見るが羨しさ物思ひもせず (佐伎毛利尓 由久波多我世登 刀布比登乎 美流我登毛之佐 毛乃母比毛世受) 「物思ひもせず」は「呑気に噂ばなしをして」という気持ち。...
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巻17~20メニュー へ そ の 294 へ 万葉集読解・・・293(4454~4464番歌) 頭注に「十一月廿八日、左大臣、兵部卿橘奈良麻呂朝臣の邸宅に集まって開いた宴での歌一首」とある。十一月廿八日は天平勝宝7年(755年)。左大臣は橘諸兄(たちばなのもろえ)。橘奈良麻呂は橘諸兄の子。4454 高山の巌に生ふる菅の根のねもころごろに降り置く白雪...
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