万葉集読解・・・225(3567~3577番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 226 へ 万葉集読解・・・225(3567~3577番歌)3567 置きて行かば妹はま愛し持ちて行く梓の弓の弓束にもがも (於伎弖伊可婆 伊毛婆麻可奈之 母知弖由久 安都佐能由美乃 由都可尓母我毛)...
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巻13~16メニュー へ そ の 227 へ 万葉集読解・・・226(3578~3596番歌) 巻15の目録に「天平八年(737年)丙子夏六月、使いを新羅の国に遣わした」とある。その際、「遣新羅への使人等が別れを悲しんで贈答した歌、及び海路にあって思いを述べた歌、並びに所にあたって詠み上げた古歌」と注記している。145首。3578~3722番歌。3578...
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巻13~16メニュー へ そ の 227 へ 万葉集読解・・・226(3578~3596番歌) 巻15の目録に「天平八年(737年)丙子夏六月、使いを新羅の国に遣わした」とある。その際、「遣新羅への使人等が別れを悲しんで贈答した歌、及び海路にあって思いを述べた歌、並びに所にあたって詠み上げた古歌」と注記している。145首。3578~3722番歌。3578...
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巻13~16メニュー へ そ の 228 へ 万葉集読解・・・227(3597~3611番歌)3597 わたつみの沖つ白波立ち来らし海人娘子ども島隠る見ゆ (和多都美能 於伎津之良奈美 多知久良思 安麻乎等女等母 思麻我久<流>見由) 「わたつみ」は海神のこと、海そのものをいう時もある。...
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巻13~16メニュー へ そ の 229 へ 万葉集読解・・・228(3612~3626番歌) 「以下、三首。備後國水調郡(みつきのこほり)長井浦(広島県三原市尾道糸崎港)で船が停泊した夜に作った歌」という説明書きがある。3612 あをによし奈良の都に行く人もがも草枕旅行く船の泊り告げむに (安乎尓与之 奈良能美也故尓 由久比等毛我母 久左麻久良...
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巻13~16メニュー へ そ の 230 へ 万葉集読解・・・229(3627~3637番歌) 頭注に「物について思ひを發こせし歌一首並びに短歌」とある。3627番長歌 朝されば 妹が手にまく 鏡なす 御津の浜びに 大船に 真楫しじ貫き 韓国に 渡り行かむと 直向ふ 敏馬をさして 潮待ちて 水脈引き行けば 沖辺には 白波高み 浦廻より 漕ぎて渡れば 我妹子に...
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日々つれづれ-17トップへ 私は、体力が戻りつつあり、「万葉集読解」を懸命になって書き直している。折りも折り、新元号「令和」が発表され、「令和」は万葉集から採録されたと発表された。実は、「万葉集読解」の完成を急いでいることを記そうと思っていた。が、「令和」が万葉集から採録されたと知った以上、急遽、こちらを優先せざることにした。...
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巻13~16メニュー へ そ の 231 へ 万葉集読解・・・230(3638~3655番歌) 頭注に「大嶋の鳴門を過ぎて、二泊経過した後、追って作った歌二首」とある。ここにいう大島は山口県岩国市の屋代島という。3638 これやこの名に負ふ鳴門のうづ潮に玉藻刈るとふ海人娘子ども (巨礼也己能 名尓於布奈流門能 宇頭之保尓 多麻毛可流登布...
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巻13~16メニュー へ そ の 232 へ 万葉集読解・・・231(3656~3673番歌) 頭注に「七夕に天の川を仰ぎ觀て各々の思いを陳べて作った歌三首」とある。3656 秋萩ににほへる我が裳濡れぬとも君が御船の綱し取りてば (安伎波疑尓 々保敝流和我母 奴礼奴等母 伎美我美布祢能 都奈之等理弖婆)...
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巻13~16メニュー へ そ の 233 へ 万葉集読解・・・232(3674~3687番歌) 頭注に「引津亭(ひきつとまり)に舶を停泊させて作った歌七首」とある。引津(ひきつ)は福岡県糸島市の引津湾。3674 草枕旅を苦しみ恋ひ居れば可也の山辺にさ牡鹿鳴くも (久左麻久良 多婢乎久流之美 故非乎礼婆 可也能山邊尓 草乎思香奈久毛)...
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巻13~16メニュー へ そ の 234 へ 万葉集読解・・・233(3688~2699番歌) 頭注に「壹岐嶋に到って雪連宅満(ゆきのむらじやかまろ)が突然鬼の病に遇い死去せし時に作った歌一首並びに短歌」とある。...
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巻13~16メニュー へ そ の 234 へ 万葉集読解・・・233(3688~2699番歌) 頭注に「壹岐嶋に到って雪連宅満(ゆきのむらじやかまろ)が突然鬼の病に遇い死去せし時に作った歌一首並びに短歌」とある。...
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巻13~16メニュー へ そ の 234 へ 万葉集読解・・・233(3688~3699番歌) 頭注に「壹岐嶋に到って雪連宅満(ゆきのむらじやかまろ)が突然鬼の病に遇い死去せし時に作った歌一首並びに短歌」とある。...
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巻13~16メニュー へ そ の 235 へ 万葉集読解・・・234(3700~3717番歌) 頭注に「竹敷の浦に舶を停泊させた時、各々の心情を陳べて作った歌十八首」とある。竹敷(たかしき)の浦は長崎県対馬市(島)を南北に隔てる浅茅湾。3700 あしひきの山下光る黄葉の散りの乱ひは今日にもあるかも (安之比奇能 山下比可流 毛美知葉能 知里能麻河比波...
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巻13~16メニュー へ そ の 236 へ 万葉集読解・・・235(3718~3735番歌) 頭注に「筑紫に到りきて、海路を入京せんとして播磨國の家嶋に寄ったとき作った歌五首」とある。家島は兵庫県姫路市に所属する島。3718 家島は名にこそありけれ海原を我が恋ひ来つる妹もあらなくに (伊敝之麻波 奈尓許曽安里家礼 宇奈波良乎 安我古非伎都流...
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巻13~16メニュー へ そ の 237 へ 万葉集読解・・・236(3736~3753番歌)3736 遠くあれば一日一夜も思はずてあるらむものと思ほしめすな (等保久安礼婆 一日一夜毛 於<母>波受弖 安流良牟母能等 於毛保之賣須奈)...
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巻13~16メニュー へ そ の 238 へ 万葉集読解・・・237(3754~3770番歌)3754 過所なしに関飛び越ゆる霍公鳥誰が子にもやまず通はむ (過所奈之尓 世伎等婢古由流 保等登藝須 多我子尓毛 夜麻受可欲波牟) 過所は関を越える時必要な通行手形。第4句「誰が子にも」の原文は「多我子尓毛」。この句古来から難訓とされ、確定していない。...
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巻13~16メニュー へ そ の 239 へ 万葉集読解・・・238(3771~3785番歌)3771 宮人の安寐も寝ずて今日今日と待つらむものを見えぬ君かも (宮人能 夜須伊毛祢受弖 家布々々等 麻都良武毛能乎 美要奴君可聞)...
View Article万葉集読解・・・239(3786~3793番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 240 へ 万葉集読解・・・239(3786~3793番歌) 巻16の冒頭に「由縁(ゆえん)を有し、並びに雜歌」とある。 また、冒頭歌の解題に次のようにある。長いので概要にとどめる。以下、この巻同じ。...
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日々つれづれ-17トップへ 私は、現在、懸命になって「万葉集読解」を書き直している。毎日進め、全体の5分の1が残っている。急がないと当初の目標通り今年の夏までに終わらない。 幾度も記したと思うが、私は古文法や言語学だらけの脚注に埋め尽くされた万葉集ではなくて、万葉集全体を誰もが「通し」で読めるようにしたいと願って書き進めている。...
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