無為の一日
日々つれづれ-16トップへ 昨日はどういうわけか終日何もする気が起きなかった。せかせかと何かやっていないと落ち着かない私にしては珍しい。夕方、相棒の彼女と顔を合わせたが、こうした内面に関わる事項は理解してもらえそうにないので、話題にしなかった。...
View Article万葉集読解・・・100(1448~1464番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 101へ 万葉集読解・・・100(1448~1464番歌) 春相聞(1448~1464番歌の17首)。 頭注に「大伴宿祢家持が坂上家の大嬢に贈った歌」とある。坂上郎女(さかのうえのいらつめ)には二人の娘がいる。大嬢(おほいらつめ)と二嬢(おといらつめ)の二人。姉の大嬢は後に家持に嫁ぐ。1448...
View Article児らの見送り
日々つれづれ-16トップへ 5月29日に無為の一日を送ってから5日目を迎えた。哲学者なら自分ないし人間の存在を考察するところかも知れない。が、哲学者でもない私が無為の一日を考察しても始まらない。次第に私はいつもの私に戻りつつある。...
View Article万葉集読解・・・101(1465~1479番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 102へ 万葉集読解・・・101(1465~1479番歌) 夏雜歌(1465~1497番歌の33首)。...
View Article紫陽花通り
日々つれづれ-16トップへ 昨日、古代史の会の例会にでかけた。その帰途、名古屋城外堀の内側(大津橋近辺)に立ち寄った。愛知県庁にお世話になっていた当時、まるでわが庭のようになじみの場所だった。通勤で毎日大津橋を渡って帰途についていた。6月になると紫陽花が咲きそろい、しばしば立ち寄って目の保養をしたものだ。...
View Article万葉集読解・・・102(1480~1497番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 103へ 万葉集読解・・・102(1480~1497番歌) 頭注に「大伴書持(おほとものふみもち)の歌二首」とある。書持は家持の弟。1480 我がやどに月おし照れり霍公鳥心あれ今夜来鳴き響もせ (我屋戸尓 月押照有 霍公鳥 心有今夜 来鳴令響) 「我がやどに」は「我が家の庭に」という、「鳴き響(とよ)もせ」は「鳴き響かせてよ」という意味。...
View Article朝日遺跡
日々つれづれ-16トップへ 先日行われた古代史の会の例会で、私は古代史の解明には文献史料と共に考古史料が大切と述べた。たとえば、木簡とか古墳とか鉄剣銘文とかを挙げた後、遺跡の例を挙げようとした。が、肝心の遺跡の名を忘れて頭から出てこなかった。私はあわてた。私の中では一番印象に残っている遺跡だ。...
View Article万葉集読解・・・103(1498~1510番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 104へ 万葉集読解・・・103(1498~1510番歌) 夏相聞 (1498~1510番歌13首) 頭注に「大伴坂上郎女(さかのうえのいらつめ)の歌」とある。1498 暇なみ来まさぬ君に霍公鳥我れかく恋ふと行きて告げこそ (無暇 不来之君尓 霍公鳥 吾如此戀常 徃而告社)...
View Article万葉集読解・・・104(1511~1529番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 105へ 万葉集読解・・・104(1511~1529番歌) 秋雜歌 (1511~1605番歌95首) 頭注に「崗本天皇の御製歌」とある。岡本天皇は宮を岡本(奈良県明日香村に置いた天皇で、三十四代舒明と三十七代斉明が該当する。舒明天皇説が有力視されている。1511 夕されば小倉の山に鳴く鹿は今夜は鳴かず寐ねにけらしも (暮去者 小倉乃山尓...
View Article母校に出くわすその二
日々つれづれ-16トップへ 前回に母校に出くわし、なつかしさより、実家に入ったような親しみを覚えたことを記した。私は挨拶だけして帰ろうと、校長室を訪れた。私が、特に用事があるわけではなくて、たまたま立ち寄った旨を告げた。すると校長は大いに歓迎の意を表され、校名の変更についてこう説明された。 「随分前、13年ほど前に西陵商業高校から西陵高校に改称しました」...
View Article万葉集読解・・・105(1530~1547番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 106へ 万葉集読解・・・105(1530~1547番歌) 頭注に「大宰府の長官以下諸々の官人一同が筑前國の蘆城(あしき)の驛家(うまや)で宴を催した時の歌二首」とある。蘆城の驛家は太宰府の東南4キロほどの地にあり、現在の福岡県筑紫野市。朝廷の勅使等重要な人物の送別に使用された。1530 をみなへし秋萩交る蘆城の野今日を始めて万世に見む...
View Article不可忘却
日々つれづれ-16トップへ 私が思うに忘却には二種類ある。ひとつは物忘れである。「あれっ、あの人誰だっけ」とか「この漢字なんと読むんだっけ」といった類の、いわゆる単純な物忘れである。花の名、鳥の名等々この種の物忘れは枚挙に暇がない。...
View Article万葉集読解・・・(1548~1559番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 107へ 万葉集読解・・・106(1548~1559番歌) 頭注に「大伴坂上郎女(さかのうへのいらつめ)の晩萩(おそはぎ)の歌」とある。1548 咲く花もをそろは厭はしおくてなる長き心になほしかずけり (咲花毛 乎曽呂波猒 奥手有 長意尓 尚不如家里)...
View Article病院通い
日々つれづれ-16トップへ あまり景気のいい話ではないが、ここ一ヶ月、病院通いが続いている。 先ず弟だが、入院してもう三ヶ月を迎え、左手にしびれが残っているので、リハビリに励んでいる。が、なかなか回復せず、勤務先、病院関係者、ケアマネージャー、私たち兄弟等々関係者が一同に会して、弟の今後について色々な打ち合わせが行われた。見舞いも合わせて、もう四、五回は病院に足を運んでいる。...
View Article万葉集読解・・・107(1560~1580番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 108へ 万葉集読解・・・107(1560~1580番歌) 頭注に「大伴坂上郎女(さかのうへのいらつめ)の跡見田庄(とみのたどころ)で作った歌二首」とある。1549番歌にあったように跡見(とみ)は奈良県桜井市内の地名ではないかと見られている。1560 妹が目を始見の崎の秋萩はこの月ごろは散りこすなゆめ (妹目乎 始見之埼乃 秋芽子者...
View Article神社名は?
日々つれづれ-16トップへ 先日、相棒の母親が入院している病院に彼女を送っていった。江南市にその病院はあるのだが、お母さんと外出の許可をもらってスーパーに同行するという。時間ははっきりしないということだったが、一時間はかかる、という。私はその合間を縫って近在の神社に出かけた。...
View Article万葉集読解・・・108(1581~1595番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 109へ 万葉集読解・・・108(1581~1595番歌) 頭注に「橘朝臣奈良麻呂(たちばなのあそみならまろ)の元に集まって宴を催した際の歌十一首」とある。1581~1591番歌の十一首。奈良麻呂は橘諸兄の子。1581 手折らずて散りなば惜しと我が思ひし秋の黄葉をかざしつるかも (不手折而 落者惜常 我念之 秋黄葉乎 挿頭鶴鴨)...
View Articleマリーゴールド
日々つれづれ-16トップへ 最近、近在でマリーゴールドを見かける。喫茶店や料理店の軒先に咲いている。何という花だろうと思っていたら、相棒からマリーゴールドだと教えられた。...
View Article万葉集読解・・・109(1596~1605番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 110へ 万葉集読解・・・109(1596~1605番歌) 頭注に「大伴宿祢家持、娘子(をとめ)の門前にやってきて作った歌」とある。1596 妹が家の門田を見むとうち出で来し心もしるく照る月夜かも (妹家之 門田乎見跡 打出来之 情毛知久 照月夜鴨)...
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