二十年後
日々つれづれ-11トップへ 前々回、英会話クラブ例会で、オーヘンリーの代表的な短編「賢者の贈り物」をやさしくリライトしたと見られるテキストが配布されたことを記した。昨日の例会でその続文が配布された。内容はすでに記したので、ここでは今読んだばかりの「二十年後」(After Twenty...
View Article時代遅れ型
日々つれづれ-11トップへ 最近、私は「時代遅れ人間」と罵声を浴びせられることが少なくない。むろん、相手は揶揄ではなく軽口で発する言葉なので腹は立たない。が、腹が立たないのは「時代遅れ人間」なる評に心当たりがあるせいもある。私はあまり流行を追わない性分なので、ときの話題にうとい方である。ただ、ざっととはいえ、テレビや新聞報道などには気を配っているのでビッグニュース類は一通り頭に入っている。...
View Article万葉集読解・・・142(2158~2175番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 143 へ 万葉集読解・・・142(2158~2175番歌)2158 秋風の寒く吹くなへ我が宿の浅茅が本にこほろぎ鳴くも (秋風之 寒吹奈倍 吾屋前之 淺茅之本尓 蟋蟀鳴毛) 蟋蟀(こほろぎ)を詠んだ歌。...
View Articleテレビ横取り
みなさん、お変わりございませんか。いつもならボケダヌキ君が筆を執るんですが、今回はオイラ自ら筆を執ることにしました。ボケダヌキ君に任せておくとオイラについて何を書いてくれるか知れたもんじゃありませんから・・・。...
View Article万葉集読解・・・143(2176~2193番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 144 へ 万葉集読解・・・143(2176~2193番歌)2176 秋田刈る苫手動くなり白露し置く穂田なしと告げに来ぬらし [一云 告げに来らしも] (秋田苅 苫手揺奈利 白露志 置穂田無跡 告尓来良思 [一云 告尓来良思母])...
View Article奇遇
日々つれづれ-11トップへ 二週間前私は「世間は狭い」と題して一文を弄した。近在の手打ちそば屋さんに出かけたところ、そこで半世紀余も隔てた中学時代の同窓生N,O君に出くわし、放心状態で咄嗟に声が出ないくらい驚いたことを記した。ふたことみこと会話を交わしただけで彼は立ち去った。あまりのことに私は右手を挙げて見送るのが精一杯。私は末尾に次のように記している。...
View Article万葉集読解・・・144(2194~2213番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 145 へ 万葉集読解・・・144(2194~2213番歌)2194 雁がねの来鳴きしなへに韓衣龍田の山はもみちそめたり (鴈鳴乃 来鳴之共 韓衣 裁田之山者 黄始南)...
View Article春の息吹
日々つれづれ-11トップへ 私はこの時期になると、春がほしくなる。私がいう春とは白梅のことだが、その開花に出会うと、「ああ、春が近いのだな」とほっとした気分になる。咲いた白梅自体は3月に入れば、岐阜市の梅林公園その他に出かければ見事な姿に接することが出来る。なので、咲いているかいないか分からないこの時期にわざわざ探し回ることはしない。普段の行動範囲の中で出会えればめっけものという思いである。...
View Article二度あることは
日々つれづれ-11トップへ 名古屋市では毎月「広報なごや」を発行し、全世帯に配布している。その第一面の下欄に川村たかし名古屋市長の随筆が載っている。軽妙なタッチの親しみの持てる随筆で、私はその読者のひとりである。今月号(3月号)の随筆で私の目に次の一文が目にとまった。 「西区の菊井中学校では、陸前高田の中学生と相互に訪問するなど交流活動を続けている。」...
View Article万葉集読解・・・145(2214~2232番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 146 へ 万葉集読解・・・145(2214~2232番歌)2214 夕されば雁の越え行く龍田山しぐれに競ひ色づきにけり (夕去者 鴈之越徃 龍田山 四具礼尓競 色付尓家里)...
View Articleひな祭りとは
日々つれづれ-11トップへ 本日は三月の節句ひなまつりの日である。昨年のこの時期に私は一文を弄し、「女の子の健やかな成長を願っての行事なのだろうから、むくつけき男の身に加え、高齢に達している私には縁遠い行事である。」と記している。が、その私にも忘れがたい思い出が一つ加わった。昨年、岐阜県恵那市の岩村城下町を訪れた際、ひな人形の陳列を目の当たりにしたからである。...
View Article万葉集読解・・・146(2233~2251番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 147 へ 万葉集読解・・・146(2233~2251番歌)2233 高松のこの峰も狭に笠立てて満ち盛りたる秋の香のよさ (高松之 此峯迫尓 笠立而 盈盛有 秋香乃吉者) 芳香を詠んだ歌(原文:詠芳)。芳しい香りの歌と思われるが、本歌にしかなく、異例。...
View Article言い訳
日々つれづれ-11トップへ 言い訳というのは、通常、当事者の相手方ないしは第三者に対して行われる行為と理解されている。「言い訳が立たない」(弁解が出来ない)、「言い訳できない」(弁解の余地がない)といった使い方である。が、本当にそうであろうか。圧倒的に多いのは、当事者の相手方ないしは第三者に対するものではなく、誰あろう、自分自身に対する場合ではなかろうか。...
View Article歯痛の一刺し
日々つれづれ-11トップへ 歯痛について本欄に初めて一文を弄したのは昨年の9月11日。なので、以来半年も経つ。が、なかなか完治しない。半年も完治しないのは異常というべきだが、それだけ歯がガタガタになっているということだろう。むろん、半年間もの間、連続して治療し続けているわけではない。途中で二ヶ月ほど治癒状態の時があった。が、それを割り引いてもつごう四ヶ月もの間、歯科医院に通い続けていることになる。...
View Article万葉集読解・・・147(2252~2270番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 148 へ 万葉集読解・・・147(2252~2270番歌)2252 秋萩の咲き散る野辺の夕露に濡れつつ来ませ夜は更けぬとも (秋芽子之 開散野邊之 暮露尓 沾乍来益 夜者深去鞆) 露に寄せて。...
View Article時ならぬ雪
日々つれづれ-11トップへ 時ならぬ雪とはまさにこのことを言うのだろう。私の居住する名古屋の場合、相対的に雪は少ない。とりわけ三月の中旬にさしかかるこの時期に積雪に及ぶのは希有。...
View Article神がかり
日々つれづれ-11トップへ 一ヶ月ほど前、私は中学校時代の同窓生と50年ぶり余にばったり出くわした。奇遇も奇遇。その2週間後またも出くわし、狐に鼻をつままれた思いに捉えられた。さらに、後日、二人の母校菊井中学校の名が名古屋市長の随筆に登場するというおまけまでついた。...
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